ホワイトノイズって聞いたことはありますか?
「ザーザー」という雑音のことです。
身近なところだと、換気扇や空気清浄機、ドライヤーの音に近いものです。
このホワイトノイズを睡眠にも役立てることができるので、ご紹介します。
ホワイトノイズの効果
主な効果は下記3点です。
- 急な物音をかき消す
- いつも同じ音が流れていることで安心する
- 条件反射で眠くなる
赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいた時は、お母さんの心臓の音や血流の音を聞いていました。そのため、低月齢の赤ちゃんほどホワイトノイズのような「ザーザー」音は安心するようです。
また、ある程度の音量でホワイトノイズを流しておくと「急な物音」が緩和されます。
- 起こしてしまいそうで、寝ている間は家事ができない
- パパが帰宅するときのドアの音でいつも起きてしまう
- 近隣の物音が聞こえて気になる
などいった場合にはぜひ試してみてください!
ホワイトノイズの推奨音量
ホワイトノイズは睡眠に非常に効果的ではありますが、適切な音量で使用しないといけません。音量が小さすぎる場合には「物音をかき消す」効果が薄まってしまいます。一方で音量が大きすぎる場合には聴覚に異常をきたす場合があります。
騒音レベルはデジベル(dB)という単位で測定されます。80dBを超える音は一般的に大きな音とされ、聞く音の大きさと時間によって聴覚に影響を及ぼす場合があるため注意が必要です。
例えば、80dBの騒音に1日5時間半さらされると、一時的な難聴になるおそれがあります。100dBでは1日にほんの数分でも、一時的な難聴になるおそれがあります。
一般的に60dB以下であれば長時間聞いていても問題はないとされていますが、赤ちゃんに対する研究結果は見つかりませんでしたので、赤ちゃんの耳元で50dB程度にした方が効果を維持しつつ安全が確保されるかと思います。
<騒音レベルの例>
30~39dB | ささやき声 |
40~49dB | 図書館 |
50~59dB | 中程度の強さの雨 |
60~69dB | 会話 |
70~79dB | 掃除機 |
80~89dB | 騒がしいレストラン |
90~99dB | オートバイ |
100~109dB | 救急車のサイレン |
私はAPPLE WATCHで常に騒音測定を行っていますが、手を洗っているときの水の音が60dB程度であり、子供の鼻吸引をしているときの泣き声が90dB程度です。
使用方法
上記推奨音量を参考にしていただいた上で、赤ちゃんの耳元から1m以上離れた場所にホワイトノイズ発生源を置きましょう。
また、ホワイトノイズ発生源から2m離れると、6dB値が下がるため、赤ちゃんの耳元で50dB程度になるよう確認しましょう。
「ホワイトノイズ」は下記のような方法で手に入れることができます。
- スマホアプリをダウンロードする(無料)
- Youtubeでホワイトノイズと検索する(無料)
- ホワイトノイズマシンを活用する
- APPLE WATCHでノイズAppを使う
「ホワイトノイズ」は断続的なものではなく、ずーっと流れ続けているものがよいです。アプリによっては、タイマー機能がついており、「2時間」「4時間」「8時間」と流し続けられるものもありますので、用途によって使い分けることもできます。
なお、「騒音測定」もスマホアプリでダウンロードできます。
我が家での使用方法
18:45~ 妹ちゃんのねんねルーティンを開始
19:00~ 妹ちゃんを寝室へ & ホワイトノイズON
→妹ちゃんが一人でねんねしている間、お兄ちゃんが暴れる騒音をかき消す役割を期待!
20:00~ お兄ちゃんのねんねルーティンを開始
20:30~ お兄ちゃんとママが寝室へ
→パパが帰宅時に発生する音をかき消す役割を期待!(我が家では、犬も嬉しくて吠えます…)
23:00~ パパが帰宅
24:00~ パパ就寝 & ホワイトノイズOFF
→気にならないようであれば、ホワイトノイズをこのまま朝までつけていてもOKですよ!
上記のようにホワイトノイズを活用しています。
・お兄ちゃんが叫ぶ、跳ねる、歌う
・犬が吠える
といった行為があっても、起きません。(たまにうにゅうにゅ言いますが、そのまま寝ています^^)
まとめ
初めはホワイトノイズ音が気になってしまう大人の方が多いようですが、慣れてくると条件反射で眠くなる効果があるようです。クライアントのママさんから「赤ちゃんの寝つきがよくなった」という声だけでなく、「私(ママ)の方が眠くなる」といったお声を複数いただきましたので、ここでは「条件反射で眠くなる」も追加させていただきました!
適切な音量にて、ぜひお試しください^^
参考
Apple Watch でノイズ App を使う – Apple サポート
騒音値の基準と目安 | 騒音調査・測定・解析のソーチョー (skklab.com)
コメントを残す