百聞は一見に如かず。ミドサーの私が年を重ねるごとに経験の深みを増していると感じること

私は国家資格キャリアコンサルタントの資格を国家資格第1回目で取得しています。
キャリアコンサルタントが国家資格化されたのは2016年であるため、早10年が経とうとしています。

当時私は24歳、現在私は33歳であり、この10年間での心境の変化を記しておきたいと思います。

国家資格キャリアコンサルタントを目指したきっかけ

私は新卒で金融機関に社内SEとして就職しました。
3か月間、グループ会社のシステム会社に出向し、Javaを中心としたシステム研修を受講しました。oracle社が主催する研修で、人事の方から「3か月で60万円/人もするんだよ」と言われ、新社会人で金銭感覚がない私はびっくりしたことを覚えています(笑)

そして入社4か月目から予定通り自社のシステム部門へ配属されました。
紆余曲折がありながらも順当に社内SE業務を習得、遂行していました。と、同時に人事の方からお声がけいただき、新卒採用のリクルーターとして最年少で抜擢いただきました。

この頃から、社内SEとして「対システム」のお仕事よりも「対ひと」のお仕事に惹かれるようになりました。

たまたま母校の中央大学理工学部のキャリアセンターからもお声がけいただき、OGとして就活中の後輩と交流を重ねる機会がありました。

相手に伝わるようにかみ砕きながら話す難しさとともに、楽しさを感じ、「これをお仕事にするにはどうしたらよいのだろう?」と考えるようになりました。

そして行き着いた先が「キャリアコンサルタント」。
2社の体験授業に申し込み、リカレントというキャリアコンサルタント養成講座への通学を決めました。

キャリアコンサルタントの勉強をするにあたり、苦労したこと

キャリアコンサルタント養成講座の勉強は非常に興味深く、楽しかったです。
また、最初の授業で「結婚した」ことを告げられても「おめでとう」と言ってはいけない。と先生から言われたことは衝撃でした。「結婚=おめでたいこと」というのは「私」の先入観であり、当人がどう感じているのかはわからないためです。

このように、ぼーっと生きてきた私にとって、新鮮な学びがたくさん盛り込まれていました!

一方で、ロールプレイングの授業が多く、24歳の私が管理職や60代の方の気持ちや立場を想像することについては難易度の高さを感じていました。

23歳で結婚はしていたのですが、妊娠・出産はまだ考えておらず、ましてや管理職なんてまだまだ先の先。そんな私がカウンセリングで大切な要素である「受容・共感・一致」をしようと思っても、頭のなかでグルグル「?」となってしまうため、きっと顔に出てしまっていたことと思います(笑)

当時、キャリアコンサルタントの資格は社会人経験3年以上を満たしていないと受検ができなかったため、社会人2年の私が最年少でした。年上の方々に丁寧に教えていただきつつ一緒に学びながら、無事第一回の試験で合格を果たすことができました。

(キャリアコンサルタントを目指す方は他者貢献のお気持ちが強い方が多いため、みなさんとっても親切で素敵な方々でした^^)

人材紹介会社キャリアアドバイザーにジョブチェンジ!

国家資格取得とほぼ同時期に、人材紹介会社へ転職しました。
職種は憧れのキャリアアドバイザー職です。私はIT領域を担当していたため、IT業界でご活躍されている方と面談しながら、クライアント様の希望とスキルにマッチした求人をご紹介しながら転職支援をさせていただきました。

そのとき若干25歳。社会人3年は超えていたものの、人生100年!からいくとまだまだひよっこです。年上の方、とくに40代以降の方との面談は毎回入念に準備をしながら挑んでいました。

とはいえ、人材紹介会社のキャリアアドバイザーは常に80人ほどクライアント様を抱えながら、新規カウンセリングを毎日実施していく多忙な業界です。

毎日汗水たらしながら、カウンセリングの経験を積ませていただきました。
ありがたいことに、たくさんカウンセリングをさせていただくにつれ、緊張感はやわらぎ、「私の現在の知識・経験で理解できないことは、クライアント様に学ばせていただけばいいんだ」とやっと気づくことができました。

また、私の価値観で話を聞くのではなく、クライアント様の言葉で説明していただき、同じ情景を思い浮かべながらヒアリングする大切さも学ぶことができました。

ジョブチェンジから早7年・・・

社会人生活はあっという間に過ぎていきます。
人材紹介会社キャリアアドバイザーの後は企業人事をさせていただき、新卒・中途採用と福利厚生・健康管理に携わりました。

そして、プライベートでは2人の子供に恵まれ、早6歳と4歳に。

キャリアコンサルタントの勉強をしていたときには想像もつかなかった経験をたくさんしてきました。当時の私は、知らないことを知ろうとしてがむしゃらに勉強していましたが、今では一旦子育てまで経験ができているので、少し余裕をもってクライアント様のお話を聞くことができています。

知識はもちろん大切ですが、やはり百聞は一見に如かず。思い切って経験してみる!という大切さを身に染みて感じています。

そして、人間なのでポジティブな経験ばかりではありません。
嫌なことも、失敗したこともたくさんあります。

だけど、私は過去の自分と比べて、今のミドサーの私が一番好きです。正直、自分自身が好きな方でもなく、可もなく不可もなし…という感じの自己評価ではあるのですが、毎日子供たちが「ママ大好き~♡」と言ってくれて存在を認めてくれます…(涙)

もしかしたら、それが一番大きいのかもしれません。
過去の積み重ねで現在がある。昔の自分に、「あのとき頑張ってくれて、辛抱してくれてありがとう♡」と伝えたいです^^

みなさまはいかがでしょうか?☆
たまには(もちろん毎日でも!)自分を肯定的に受け止め、褒めてあげましょう♪

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ABOUT US
赤ちゃんねんね研究家 真珠美
・年長年少兄妹・8歳わんちゃん育児中★ ・金融機関社内SE→キャリアアドバイザー→企業人事 ・小児スリープコンサルタント・国家資格キャリアコンサルタント所持 ・長男の睡眠と自身の復職・共働きに苦労した経験から、 「睡眠とキャリアを味方につけて、育児を楽しめる世の中にしたい」と奮闘中! 赤ちゃんと保護者の睡眠、キャリアについてお気軽にご相談ください★ ご予約はこちらから。